このブログでは、糖質制限を中心に健康について考えていきたいと思っていますが、真面目な話ばかりではなくて、おいしくて楽しい話題、特に美味しいお店についてもどんどん紹介していきたいと思っています。
今回はJR京浜東北線の大森駅から徒歩5分程のお鮨屋さん「鮨処すけろく」にお邪魔しました。京急の大森海岸駅からも十分歩ける距離です。
大森駅近くの飲み屋街の真っ只中、昔ながらの雑居ビルの最上階5階にお店があります。
エレベーターに乗って5階まで行けば。。
エレベーターを降りてすぐ左手が玄関。店に入るとカウンターが8席左手に伸び、その奥に小上がりの座敷が8席。所謂ウナギの寝床的な細長いレイアウトの店内です。
いかにも職人という風情の寡黙な店主と奥様(確認してないですがおそらく)が出迎えて下さいます。
メニュー
店内奥に掲げられた料理メニュー。品数は少ないですが選りすぐりの内容。
握りのメニューその1。
握りのメニューその2。
握りもそんなに種類が多いわけではありませんが、厳選されたネタが揃っていると思います。
お任せで一通りお願いすることもできますし、単品で好きなものを注文することもできます。単品のお客さんが多い印象。この日は単品でお願いしました。
飲み物と料理
最初の1杯はサッポロ黒ラベル。
「先付け」の4品。左から枝豆(丹波の紫頭巾)、もずく酢、トラフグの皮の煮凍り、磯つぶ貝の煮物。全て良かったですが、特に磯つぶ貝が柔らかくて美味しかった。
最初に料理メニューから「鰯刺身」をお願いしました。新鮮で生臭さが全くない素晴らしい鰯でした。
「土佐酢の酢の物」。いつも必ず頼んでしまう一品です。鮨ネタに使われる美味しいネタを少しずつ食べられるし、土佐酢自体がすごく美味しくて具材の味を引き立てるんです。この日はひらめ昆布〆、小肌、地蛸、〆さば、車子、ほたて。チビチビつまみながらお酒をいただくと至福の時間。。
当然の如く日本酒に切り替え。静岡の「磯自慢 本醸造」。キリッと辛口で食中酒にぴったりです。
おつまみの後は握りです。左上から時計回りに「ひらめ昆布〆」「白えび」「三厩の本鮪赤身づけ」。「ひらめ昆布〆」は酢の物の内容と被りますが、美味しかったので敢えてリピートです。
「あじ」。生姜醤油でいただきます。
「すみいか」は塩と酢橘で。これは柔らかくて甘くて素晴らしかった!「いか」はいつも外さないかもしれません!
「中とろ」。大間産です!旬のものに比べれば脂控え目なのでしょうが、さすがに旨い!良い鮪は香りが違います!
「うに」です。エゾバフンウニとムラサキウニの一緒盛り!何と贅沢な。。とろけるような味わい。。
「喜久酔 特別純米」。お酒のメニューはじっくり確認できませんでしたが(なぜか奥様がメニューを手に持ったまま見せてくれるという。。)、静岡のお酒が充実しているみたいです。
「大とろ」。少し炙った大間の大とろ。美味しくない訳がない!
「いくら」です。ちょうど季節的にはしりと思って頼んだけど、意外と皮が固かった。。
「小肌」。これも「酢の物」に入っていたのですが、とても美味しかったのでリピート。柔らかくて香りが良くて、素晴らしかった!もうひとつくらい食べたかった。。
割と普通な印象の「穴子」。
〆に「ねぎとろ」をいただきました。さすがにもうお腹いっぱい。。
まとめ
鮨を普通にたっぷり楽しんでしまいました。。今回は全然「糖質制限な食べ歩き」ではないです。。でもたまには炭水化物まみれの食事も許してあげようかと。。
皆さんの中でも、特に糖質制限を始めたばかりの方は、最初からあまり厳格にやり過ぎると、反動で挫折しやすいとも聞きますので、たまのご褒美に炭水化物を取っていい日を作る等、程々に息抜きしつつ頑張るのもいいと思います(とはいえ「今日は頑張ったからご褒美♫」、「今日は嫌なことがあったから特別。。」などと結局毎日炭水化物まみれでは意味がないので、その点どうぞご注意を。。)。ちなみに私の「糖質食べてもいい日ルール」は何か?興味がある方はこちらを。。私が尊敬し、色々勉強させて頂いている方のブログです。
前置きが長くなりましたが、「鮨処すけろく」さんでした。
最初にお伺いしたのはもう10年以上前。とある事情でこちらも久々の訪問でしたが、相変わらず吟味された良い魚、丁寧な仕事が際立つお鮨屋さんでした。
寡黙で職人肌なご主人からは、鮨屋という仕事を愛しているのがヒシヒシ伝わって来ます。仕入れた魚について誇らしげに語る姿だったり、丁寧に仕事が施されて登場する一品料理や握りだったり、随所にこだわりの片鱗を感じます(ただし大森という場所で頑張って価格をおさえながら商売されている都合、ネタの当たり外れはありますので、その点はご留意下さい。。)。
欲を言えばシャリでしょうか。。今流行りの赤酢がどうこうといった類いでなく、ごく普通の町場の寿司屋のシャリといった印象。温度管理もあまり頓着がない様子で、「冷たい。。」と思うものもあり、上質な魚や仕事を考えるとこの無頓着さは不思議にさえ思います。。
接客は普通です、というかかなり素っ気ない感じです。まあでも一方的に話し掛けられることもなく、逆におっかない感じでもないですから、一人で訪ねるには適度な放ったかれ感で、気ままに過ごせて良いかもしれません(私はそこも含めて好きなのです)。
色々言いたくなることもあったりするのですが、暫くするとまた訪れたくなる不思議な魅力があるお店です。
鮨処すけろく
住所 東京都大田区大森北1-34-14 ツインビル 502
電話 03-5471-0108
営業時間 17:30~22:30 ※参考ページ情報は古いです。ご注意を。
定休日 日曜、振替休日
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