このブログでは、糖質制限を中心に健康について考えていきたいと思っていますが、真面目な話ばかりでなく、おいしくて楽しい話題、特に美味しいお店についてもどんどん紹介していきたいと思っています。
今回はインド料理続きとなってしまいますが、有楽町/銀座の南インド料理店バンゲラズ キッチンをご紹介したいと思います。
「本日のおまけ」のコーナーでは、私が銀座でよく立ち寄るバーもご紹介しますので、併せてぜひお楽しみ下さい。
お店の概要
南インドの中でもかなりレアなマンガロールという地域(都市)の料理に特化している珍しい店です。港湾都市ということでシーフードを中心に構成され、南インドらしい大胆なスパイス使いで結構辛い料理が多いです。
場所はJR有楽町駅からも地下鉄の銀座一丁目駅や銀座駅からもほど近いショッピングモール「銀座インズ2」 の2Fです。有楽町駅から見るとちょうど有楽町交通会館の裏手にあたります。
2018年1月開業のまだ新しい店ですが、既に様々なメディアでも引っ張りだこで、なかなか予約が取れない大人気店です。開業したばかりの頃は予約なしでいつでも入れたんですけど。。最近は矢継ぎ早に船堀と神保町に新しく支店を立ち上げて、飛ぶ鳥を落とす勢いという印象です。
店内は全部で28席(テーブル24席、カウンター4席)。こじんまりした感じで、テーブル席の間隔もそんなに広くはありません。カウンター席はむしろ窮屈なくらいですね。。最近は大人数の宴会が入って大騒ぎしていることも多く、静かに落ち着いてというよりは、ワイワイ楽しく食事する雰囲気だと思います。
スタッフの方はフロアに3人。そのうち日本人の女性が1人、インド人の男性が2人。インド人男性のうち1人は日本語がまだそんなに得意ではないようです。厨房はよく見えないのですが、結構大人数(4〜5人?)が狭いところに詰めている様子です。
メニュー
お酒のメニューです。インドのラム酒やウィスキーが充実しているのが嬉しいです。
ノンアルコールドリンクのメニューです。お酒の入っていないカクテル「モクテイル」がマンガロール名物みたいですね。
料理の種類はものすごい豊富で、メニューもものすごいボリュームです。。開店当時はとてもシンプルなメニューだったのですが、どんどん増殖しています。どれを選べばいいか、初めて訪問した時はきっと迷ってしまうでしょうから、最初からお店の方に相談してもいいかもしれませんね。。
特徴的なのはこの日替わりの魚介類メニュー。その日豊洲から仕入れたばかりの魚介類の名前がずらりと並び、それぞれ好みの調理方法で注文することができます。私は他のインド料理店でこのような仕組みは見たことがありません。
飲み物と料理
「マクダウェルNo.1ウィスキー」。インドウィスキーのハイボールです。インドは実は国産ウィスキーが色々あるのですが、おそらくこれが一番有名なブランドではないかと思います。
はじめに「サンバル」が届きました。「南インドでは味噌汁のようなもの」と言われる、南インドの方々にとっては毎日でもいただく家庭的な料理です。豆類と野菜がたくさん入ったほっこり優しい味で、辛さは余りありません。普通はドーサと呼ばれる米粉のパンや、ワダと呼ばれる豆で作ったドーナツなどと一緒に食べますが、この日は単品で楽しみました。素朴な味わいは基本他の南インド料理店のものと共通していますが、やはりスパイス使いが普通と違う印象です。辛さも強めですね。
「本日のサール」もやって来ました。サールは他の南インド料理店で所謂ラッサムと呼ばれている、胡椒のきいたとても辛いスープです。トマトベースが一般的ですが、バリエーションが色々あって、こちらでも色々な味が楽しめます。この日は塩味で色々なお豆がたくさん入ったタイプでした(普通はあまり具が入っていないサラサラのスープ)。「マイルドでお願いします」と注文したのですが、それでも滅茶苦茶辛い。。でも美味しい!
「ギースモークチキンティッカ」。チキンをタンドール釜(大きな壺みたいな焼き物用の調理具)で焼き上げ、溶かしバターで仕上げたものです。右のミントチャトニ(ペースト状のソースというか薬味)と一緒にいただきます。味はなかなかでしたが、私にはちょっと肉が硬かった。。インド料理店って、肉や魚の火の通り具合にあまり気を遣わない店が多い印象を受けます。。そこだけ少し残念ですね。。ちなみにこの店は普段は素晴らしい火加減なんですよ。魚のフライトなど、柔らかホクホクで本当に美味しいんです!
辛い料理が続くので、「エルメジュース」を追加。マンガロール名物のココナツミルクジュースです。
本日のメインディッシュ「ロブスターのバターペッパーガーリック」です。というか毎回必ず注文する大好物なのです。衣を塗してフライにしたプリプリのエビを、バターをたっぷり使ったクリームソースで和えて炒めた逸品。滅茶苦茶旨いです!ただ今日はちょっとエビが少ないし、味付けもいつもと違うような。。全然辛くないですが、ニンニクがどっさり入っていますのでご注意を。。
〆に「ダールタドカ」、お豆のカレーをお願いしました。「全然辛くない!」と最初喜んでいましたが、何かいつもより物足りない気が。。「マイルド」でお願いしたら、なんといつもトッピングされているラー油のような辛い香味油を全部抜かれてしまったようです。。あの香ばしい油が有ると無いとでは全く別物になってしまうのか。。今後は要注意です。。
最後にデザートも兼ねてもう一つのマンガロール名物ジュース「タライ ベル バーンドゥ」。こちらはバナナとココナツミルクのジュースです。優しい甘さで美味しいです。
まとめ
日本ではまだ大変珍しいマンガロール料理を堪能できる素晴らしい南インド料理店です。豊洲直送の魚介類も種類が豊富で、選ぶ楽しみもあると思います。
座席の間隔は割と狭めで結構詰め込まれる感じなのですが、スタッフの方はみんなフレンドリーで親切ですし、それなりに落ち着いて食事することはできると思います。
いつもフレンドリーなシェフ(まだとても若いですが、インドで有名レストランのシェフを務めていた有能な方で、この店のオーナーに引き抜かれて日本まで連れて来られたとのこと)が、どんなに忙しくても挨拶に来てくれて、ひととき雑談など楽しむのが恒例なのですが、この日シェフは他店のサポートに出かけていて不在でした。。料理の若干のブレとか、注文内容に少しすれ違いがあったりしたのは、そのためかもしれません。。
一度はお試し頂きたい素晴らしい南インド料理店です。再訪間違いなしですが、今度はシェフがいる時に来たいなぁ。。
今回も主食はまったく注文せずに食事を楽しみました。甘いジュースを飲んでしまいましたが。。まあ比較的糖質制限的な食事ができたのではないかと思います。。
お店の情報
4月11日〜5月6日まで休業。詳細は食べログでご確認下さい。
バンゲラズ キッチン(Bangera's Kitchen)
住所 東京都中央区銀座西2-2 銀座インズ2 2F
電話 050-5597-5827
営業時間 [平日]11:00~17:00(セットメニューのみ)17:00~23:00(L.O.22:30)(アラカルト&セットメニュー)[土日]11:00~14:40(アラカルト&セットメニュー)14:40~17:00(セットメニューのみ)17:00~23:00(L.O.22:30)(アラカルト&セットメニュー)
定休日 無休(1月1日はビル休館日のためお休みです。)
公式ホームページ
参考ページ
本日のおまけ|サンボア 銀座店
私が銀座界隈に出かける際にとてもよく利用するバーです。地下鉄の銀座駅のすぐ近く、並木通りとソニー通りに挟まれた、Ginza Sony Park(昔のソニービル)の裏手にある雑居ビルの地下になります。
昼の15時から夜遅くまで営業しているので、0次会に使ったり食後に寛いだり、大変使い勝手が良いです。
喫煙どころか葉巻やパイプまでOKなので、煙が苦手な方には向きませんが、機会があれば銀座の歴史あるバーの雰囲気をぜひ楽しんでみて下さい。
店のあるビルの入口です。
この階段で地下に降りていきます。かなり急な階段なので、足下にご注意下さい。
店の入口です。
店内の様子。大変風格を感じる内装です。カウンター席は基本スタンディングですが、お願いすれば椅子を用意してくれます。でも立っている人がほとんどですね。
名物の氷なしのハイボールです。あらかじめ冷凍庫でカチンカチンに冷やしてあるサントリー角をソーダで割り、レモンピールで仄かに香り付けしたものです。氷を溶けて味が薄まることなく、最後まで濃いハイボールが楽しめます。これが本当に美味しくて、いつもこればかり飲んでいます。ちなみに他の銘柄のウィスキーでハイボールを頼むと、普通に氷入りのハイボールですので、ご注意下さい。
サンボア 銀座店(SAMBOA BAR)
住所 東京都中央区銀座5-4-7 銀座サワモトビル B1F
電話 03-5568-6155
営業時間 [月~土]15:00~24:00 [日・祝]15:00~22:00
定休日 無休(参考ページでは無休となっていますが、今年正月に伺ったところお休みでした。。ご注意下さい)
公式ホームページ
参考ページ